酔芙蓉 大野 幸二
「咲いてはかない酔芙蓉」
石川さゆりの歌う「風の恋盆歌」に出てくる歌詞の一節です。
この花は、はかない恋物語と越中八尾の盆踊り、三味線の音色が相まった情景にぴったりの繊細な優しい花です。花の柔らかな質感、朝、白く咲き、夕方には赤く変化して、しぼんでしまう儚さ。一日中、色の変化を見ながら雰囲気に浸ることが出来ます。
一般に、日本古来の芙蓉と言われるものは、色は変化しません。花は次々と咲き、7月末から9月まで長い期間楽しめます。
(7時)
今年も9月早々、越中八尾では盆踊りが開かれ、全国から観光客が集まる事でしょう。
内山講師から教わったインターネットを利用して、「演歌、風の恋盆歌、斎藤功 無料」で検索し、エキゾチックな、深い趣きのあるギターの音色を聞きながら、素晴らしい踊りを見てみませんか。皆さんに是非お勧めします。
芙蓉の「花言葉」は「しとやかな恋人」、酔芙蓉に会いにお出かけください。
ここで紹介している写真は権太坂にある環境促進センターです。酔芙蓉は一般の芙蓉より1か月ほど遅く咲きま
す。6回ほど通い、撮り終えました。
(10時)
写真撮影では、ピンクの色はハイキーな露出に適しています。その時の花の自然色の出し方がポイントになります。
写真に「組み写真」というものがあります。これは移り行くものを、個々に3枚撮影し、並べて展示し、物語や情景の変化を表現するときなどに使います。
酔芙蓉を朝、昼、夕方に撮影しました。白い色からピンクに変化する様子を、意図した儚さ(はかなさ)に結びつけて表現してみました。どうでしょうか。
大野 幸二
(15時) 酔芙蓉
撮影場所:権太坂・環境促進センター
芙蓉の花
撮影場所;岩崎町界隈