よこはま緋桜             内山啓次郎    20.03.24

3月、保土ヶ谷公園の横濱緋桜はまだ蕾である(遅咲き)
3月、保土ヶ谷公園の横濱緋桜はまだ蕾である(遅咲き)

桜には多くの品種があり、一説には300種類とも言われているが、その中に、「横浜」の名が冠された「よこはま緋桜」という桜がある。

1972年頃に横浜市在住の白井勲さんが「寒緋桜」と山桜系の「兼六園熊谷」を交配させて誕生させたという。花は赤みが強く八重の大輪で、下向きに咲く。開花期は「早咲き」「中間咲き」「遅咲き」の3種類あるので、開花時期が様々である。

1996年に「横浜公園開園120周年」を記念して園内に「早咲き」の横濱緋桜が植樹され、3月には、やや濃い色の八重の花をつける。

近くでは、保土ヶ谷公園の「アートホール」の南側に遅咲きの「横浜緋桜」が植えられている。

保土ヶ谷公園・アートホール横の横浜緋桜(クリックで拡大)
保土ヶ谷公園・アートホール横の横浜緋桜(クリックで拡大)

保土ヶ谷公園の横浜緋桜は10本程度と小規模だが、遅咲きなので、4月5日頃にアートホールの南側を訪れると、見事な花を見る事が出来る(右図参照)。但し、木の数が少ないので、迫力はいまいちだが、場所が近いので、散歩のスケジュールを合わせて、訪れてみるのも一興である。

この場所の下側には「少年用の軟式野球場」や「テニスコート」があり、親戚の子供の「少年野球大会」の応援に来たことがある。また、「高齢者のソフトボールの試合」を観戦した事もある。横浜緋桜は「新横浜」の東側の「いちょう通り」の橋(ワールドカップ大橋)の付近にも植えられている。