思い出のアルバム(北八ヶ岳・白駒の池) 田邊 慶子
★以前から行きたかった白駒の池。8月半ば漸く念願が叶いました。北八ケ岳の広大な原生林の中に満面に清水を湛えた神秘的な湖でした。
苔むす針葉樹林帯(苔の森)を進むと、やがて白駒の池に到達します。
標高2100m以上の湖としては日本最大の天然湖です。
面積0.11平方キロメートル。周囲長1.35キロメートルで毎年11月下旬には全面結氷
してしまうので本州で最も早くスケートが出来る場所であるとされています。
水深は最大8.6メートルで透明度は5.8メートルに及ぶとのことです。
★また、秀峰・八ケ岳の登山やトレッキングの玄関口としても有名ですね。
池畔に沿って道を左に折れるとキャンプ場やボート乗り場、山荘等(青苔荘)もあります。右側池畔には白駒荘があり池畔の傍のテーブルで寛いでいる登山者もおりました。この辺りは長野県佐久穂町に属します。
★翌日、群馬県・野反湖に立ち寄りましたが夏休みも終盤だったこともあり湖畔のキャンプ場も人気がまばらで静かでした。標高1500mの野反湖は周囲を2000m級の山々に囲まれた「天空の湖」と呼ばれるダム湖です。夏にはニッコウキスゲなど300種類を超える山野草が湖畔を彩り、お花畑をぬってのハイキングが楽しめるはずでしたが、山の季節は早々と花も終わりを告げ、ススキや赤トンボが飛んで初秋の気配を感じさせました。