思い出アルバム奥州・平泉(中尊寺、金色堂)一関(厳美渓)
★中尊寺は嘉祥3年(850)、比叡山の高僧慈覚大師円仁によって開山されたと伝わっています。
★12世紀初め奥州藤原氏初代清衡公が前九年・後三年の合戦で亡くなった命を平等に供養し仏国土を建設するため大伽藍を造営したと言われています。
★江戸時代には平泉は仙台藩領となり、歴代の藩主は寺の収入を安堵し、堂社を修理するなど中尊寺をあつく保護しました。現在参道ぞいに立ち並ぶ樹齢350年の老杉も仙台藩によって植樹されたものだそうです。
★1909年(明治42年)に本堂が再建され、1950年(昭和25年)金色堂に800年もの間、安置されていた藤原4代の遺体に対する学術調査が実施されました。
★金色堂は奥州藤原氏初代清衡公により建立され、藤原氏滅亡後、度重なる火災によって多くの堂塔が焼失したなか金色堂だけが創建当初のまま残っており、その堂内には奥州藤原氏4代のご遺体が納置されています。金色堂の内陣部分は、螺鈿細工。象牙や宝石によって飾られております。
★1962年(昭和37年)には金色堂の解体大修理がおこなわれ、6年後の1968年(昭和43年)創建当初の輝きを取りもどしました。
★参道を登った丘陵上に諸堂が点在し山内には中尊寺本坊の他17ヶ院の子院が点在しているとのことです。
★平泉を後にして一関にある「厳美渓」に立ち寄りました。名勝であり天然記念物です。栗駒山を源に流れる磐井川が巨岩を侵食し、おう穴・滝・深淵と表情を変え2kmにわたって渓谷美を見せています。遊歩道を散策すると、つり橋から上流の荒々しい流れと下流のゆったりとした淵の対照的な景色が見られます。春は満開の桜と雪解け水が流れる渓谷美を眺め、夏には涼しげな渓流のせせらぎを聞き、秋には色づく山々の紅葉、冬には水墨画を思わせる景色が広がり、厳美渓は四季折々それぞれの風情が楽しめるとのことでした。
★厳美渓の名物「かっこうだんご」は渓流をはさんだ対岸の上にお店があり、川の上に張られたロープに下がる籠に注文と代金を入れて木槌を鳴らすと、籠は引き上げられて代わりに注文した、だんごとお茶が入って降りてきます。早速頂きました。