思い出のアルバム 奥上高地(明神方面)        田邊 慶子

1・梓川上流、正面には穂高連峰の雪の頂きが望める
1・梓川上流、正面には穂高連峰の雪の頂きが望める
3・明神橋手前で左に折れると穂高神社奥社と明神池あり
3・明神橋手前で左に折れると穂高神社奥社と明神池あり
5・明神橋下の河原に積み上げられたケルン
5・明神橋下の河原に積み上げられたケルン
7・梓川左岸(上流から見て)正面のノコギリ状の 山並みは「釣り尾根」と呼ばれています
7・梓川左岸(上流から見て)正面のノコギリ状の 山並みは「釣り尾根」と呼ばれています
2・河童橋から明神方面まで片道1時間の自然探勝路
2・河童橋から明神方面まで片道1時間の自然探勝路
4・正面は明神岳。右岸の探勝路から明神橋を渡り河原へ
4・正面は明神岳。右岸の探勝路から明神橋を渡り河原へ
6・前方に明神橋を望む梓川の美しい流れが広がる
6・前方に明神橋を望む梓川の美しい流れが広がる
8・左岸の探勝路にはカラマツ林が多く地面に黄葉した枯葉が舞い散り晩秋の淋しさを感じさせます
8・左岸の探勝路にはカラマツ林が多く地面に黄葉した枯葉が舞い散り晩秋の淋しさを感じさせます

★この辺り一帯は「中部山岳国立公園」の一部として国の文化財に指定されています。

毎年11月15日、新雪に覆われた穂高岳を背景に「閉山式」を河童橋のたもとで「穂高神社の神官」によって執り行われます。

 

★11月16日~翌年4月中旬までは、閉山となり深い雪に閉ざされた静けさの中で春を待たねばなりません。一般の登山者にとって4月の「開山祭」が待ち遠しい季節です。

 

★ウォルター・ウエストンは「日本アルプス登山と探検」を明治29年にロンドンで出版し自ら登った上高地と穂高連峰・槍ヶ岳を「日本アルプス」の名で世界に紹介したイギリス人宣教師です。その際、案内したのが地元、安曇村生まれの猟師、上條嘉門次でした。

 

★「穂高神社奥宮」の奥にある「明神池」は穂高神社の領域であり針葉樹林に囲まれた神秘的な池です。正面から左側の池にはマガモが泳いでいて心和ませてくれます。

 

★ウエストンを案内した「上條嘉門次」ゆかりの明神では明神池の入口にある「嘉門次小屋」は昔ながらの山小屋の雰囲気を残した小屋で、生簀には岩魚が泳ぎ、注文により囲炉裏端で岩魚の塩焼きを食す事も出来ます。また屋外には喫茶コーナーもあります。

 

★梓川右岸(上流から見て)を河童橋から明神自然探勝路を小鳥のさえずりに耳を傾けながら前穂高登山道手前の「岳沢口湿原」には木道も敷かれ樹林帯を歩くのも楽しさが倍増します。

 

★帰路は明神橋を渡り左岸を歩けば両方の景観の変化が楽しめますが私としては樹林帯の多い左岸がお気に入りです。